「初任医療ソーシャルワーカー講座 岩手会場」報告

岩手山と盛岡市街



 岩手山麓では紅葉前線真っ盛りで、新そば・新米がおいしく頂ける季節となっております。

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 2005年10月7日(金)〜9日(土)にかけ社団法人 日本医療社会事業協会と当協会の共催による、「初任医療ソーシャルワーカー講座 岩手会場(当協会 初任者研修会)」が開催された。
 盛岡市内のホテル エース盛岡(中央通り2−11−35)を会場とし、経験3年未満の医療ソーシャルワーカーを対象とした入門講座であり全国から72名の参加があった。
 現役のソーシャルワーカーが講師をつとめられ、ソーシャルワーカーとしての必要な知識・技術・視点の概要を学ぶ事を目的とする研修であった。

セッション1 「医療ソーシャルワーカーの視点・価値・倫理」
       太田総合病院附属熱海病院 大川原順子氏
セッション2 「医療SWに必要な知識とその活用法」
       国立病院機構山形病院 小笠原真佐子氏
セッション3 「SW業務の進め方と運営管理」
       国立がんセンター中央病院 大松重宏氏
セッション4 「ソーシャルワーク面接」
       東海大学 菱川愛氏
セッション5 「保健医療福祉を巡る動向と医療SWのあり方」
       東京医科歯科大学医学部病院 佐原まち子氏
グループディスカッション 「研修で学んだこと」

 以下、講義の要点をまとめる。


 ソーシャルワーカーは常に価値・視点・倫理を意識して実践する事が最も大切である。
 ソーシャルワーカーは「社会福祉学」を拠り所として社会福祉の推進と利用者の自己実現を目指す専門職である。
 ソーシャルワーカーの求められる記録とは適切なアセスメントを行い、かつ効率性がある記録(五行でまとめる)である。
 ソーシャルワーク面接技法「ソーシャルフォーカスアプローチ」(「医学モデル」とは異なる「解決の共同構築モデル」)がソーシャルワーカーの専門性を発揮する面接技法である。
 地域のマクロな視点、コミュニケーションスキルの向上を大切にし、能動的なソーシャルワーカーを目指し日々研鑽することが求められる。


 講師の大先輩方ご講義ありがとうございました。
 連夜の懇親会では盛岡3大麺や三陸の海の幸、お酒を堪能しながら交流を深めて頂けたかと思います。岩手県協会の研修担当者の方お疲れ様でした。


 初任研修に参加された方、事務局プロフィールにメールアドレスを載せていますのでアクセスをお待ちしています。
                             <事務局 T>